「良いものだから売れる」だけではない。
こんにちは。あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。
今回は、営業について少し考えてみたいと思います。

以前、工場で働いている知人に、キーエンスの商品について聞いたことがあります。
知人いわく、「とにかく商品が圧倒的に良い」とのこと。
価格は決して安くないため、「これなら自社でも作れるのでは?」と考えて試してみることもあるそうですが、実際に作ってみるとうまくいかない。最終的には、「これだけ良い商品なら、この価格でも売れるよね」と納得するそうです。
そして、もう一つ印象に残ったのが、営業の粘り強さです。
何度も訪問し、繰り返し顔を出す。
「良い商品を持っているから、待っていれば売れる」というわけではなく、良い商品をきちんと知ってもらうために、地道な営業を続けている。
これは、訪問看護の営業にも通じるところがあるのではないかと思います。
訪問看護も、サービスの良さを知っていただかなければ、必要としている方につながりません。
だからこそ、私たちも「一度説明したから終わり」ではなく、地域の医療機関やケアマネジャーの方々に、何度も足を運び、私たちがどんな看護をしているのかを知っていただくことが大切だと思っています。
そして、もう一つ営業について思い出した出来事があります。
以前、緩和ケア病棟で働いていた頃、外科病棟へ「今、病床が空いています」と挨拶に行っていました。
普段からよく患者さんをご紹介くださる先生だったのですが、あるとき、
「手術前は、大橋さんに会いたくないなあ。縁起が悪いから」
と言われたことがあります。
最初は少し意外でした。
でも、その先生が人一倍患者さんのことを考えている方だと知っていたので、「なるほどなあ」と妙に納得したことを覚えています。
営業というと、どうしても「売ること」「仕事を取ること」というイメージがあります。
でも、医療・介護の営業は、それだけではないのかもしれません。
相手が何を考えているのか。
何を大切にしているのか。
今、どんなことを必要としているのか。
そこを考えながら、相手との関係を少しずつ築いていく。
良いサービスを提供することはもちろん大切です。
そして、その良さを必要としている方へ届けるために、地道に伝え続けることも同じくらい大切。
これからもあおいろ訪問看護ステーションは、地域の皆さまに「ここなら安心して任せられる」と思っていただける存在になれるよう、日々の看護と営業の両方を大切にしていきたいと思います。

