“専門的な看護”って、なんだろう?
こんにちは。
あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。
今回は、少し考えさせられるテーマについて書いてみたいと思います。
「専門的な看護って、なんだろう?」
私たちは看護師ですから、看護の専門家です。
そして、訪問看護そのものも、住み慣れた場所で療養する方を支える専門的なサービスだと言えると思います。

では、例えば「がん看護専門看護師だから、専門的ながん看護を提供できるのか」というと、私はそれだけではないと思っています。
もちろん、専門的な知識や技術はとても大切です。
専門看護師制度も、特定の分野について深い知識と高い実践能力を身につけ、複雑な看護問題を抱える方に質の高いケアを提供することを目的としています。
でも、知識があれば、それだけで「その人にとって良い看護」になるのでしょうか。
そもそも、「専門的ながん看護」という、ひとつの決まった形が存在するわけではないのかもしれません。
同じ病気であっても、
大切にしたいことは人によって違います。
「できるだけ長く生きたい」という方もいれば、
「最後まで自宅で過ごしたい」という方もいる。
「家族に迷惑をかけたくない」という方もいれば、
「家族とできるだけ一緒にいたい」という方もいます。
だからこそ私たちは、病気だけを見るのではなく、
その人がどんな人生を歩んできたのか。
これからどんな時間を過ごしたいのか。
何を大切にしているのか。
そこまで考えながら、看護をしていきたいと思っています。
専門的な知識を持っていること。
経験が豊富であること。
それも、もちろん大切です。
でも、本当の専門性とは、知識や技術をそのまま提供することではなく、
その人にとって必要な看護は何なのかを考え、実践できることなのではないでしょうか。
あおいろ訪問看護ステーションでは、
「この病気だから、この看護」ではなく、
「この人だから、この看護」を大切にしています。
一人ひとり違う生活があり、価値観があり、人生があります。
その人らしく過ごせる時間を一緒につくっていく。
私たちは、そんな看護を大切にしていきたいと思っています。


