訪問看護の“緊急対応”の裏側 ― 現場が抱える課題について ―

こんにちは。
あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。

「問い合わせ5件、合計4万円」
この数字、何のことだと思いますか?

実はこれは、「月の初回の緊急対応では夜間加算が算定できない」ことに関する問い合わせ件数と、実際に夜間対応を行ったにも関わらず算定できなかった加算金額です。

訪問看護の“緊急対応”の裏側 ― 現場が抱える課題について ―

ご家族や関係者の方からすると、「夜間に緊急訪問をお願いしたのに、なぜ加算がつかないのですか?」と疑問に感じるのは当然だと思います。

私たちも同じように、「なぜ実際に対応しているのに評価されないのだろう」と感じることがあります。

あおいろ訪問看護ステーションでは、緊急時に迅速な対応ができるよう、毎日2名体制で待機を行っています。
待機体制だけでも1日あたり合計10,500円のコストがかかっており、さらに夜間や時間外に出動したスタッフには手当も必要になります。

訪問看護の“緊急対応”というと、夜間の呼び出しをイメージされる方が多いかもしれません。もちろん、夜間対応も大変です。
しかし実は、それ以上に大変なのが「昼間の緊急対応体制」を維持することです。

急な訪問依頼に対応するためには、通常業務に加えて余裕を持った人員配置が必要になります。
利用者さまの急変やご家族の不安にすぐ対応できるよう、見えないところで多くのスタッフが体制を支えています。

訪問看護は、利用者さまの“いつも通りの生活”を守るための仕事です。
その安心を支えるために、制度だけでは見えにくい現場の努力や工夫がたくさんあります。

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