看取りを“特別なもの”にしないために ― 訪問看護ができること ―

こんにちは。
あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。

私は「看取りをもっと標準化したい」と考えています。

看取りを“特別なもの”にしないために ― 訪問看護ができること ―

もちろん、看取りには強い個別性があります。
その人らしい最期の迎え方、ご家族との関係性、過ごしてきた人生――どれ一つとして同じものはありません。

ですが、その“個別性”を作るのは、私たち医療者ではなく、その人を大切に想うご家族や周囲の方々だと思っています。
私たち訪問看護師は、その力を最大限に引き出し、支える存在でありたいと考えています。

看取りは、看護師にとって決して特別なものではありません。
むしろ、とても身近で、日常の延長線上にある看護の一つです。

だからこそ、「特別な人だけが良い看取りを受けられる」のではなく、いつでも、誰でも、できるだけ均等なサービスを受けられることが大切だと思っています。
ここは、弊社が特に大切にしている部分であり、強みにしていきたいところです。

「看取りに訪問看護は必要ですか?」と聞かれることがあります。
多くの場合、訪問看護が必要になるケースは多いです。
ですが一方で、訪問看護がなくてもご家族だけで穏やかに過ごせるケースもあります。

また、必要性があっても、経済的な理由から利用を選択できないケースがあるのも現実です。

在宅での看取りにおいて、医師の存在は欠かせません。
そのうえで、「その人らしい時間」を支えるためには、保険診療だけでは十分ではない場面もあります。

最近では、自費での訪問看護や訪問リハビリのご相談も増えてきました。
制度の枠にとらわれず、もう少し余裕を持ったケアや、ご家族が安心できる時間を作る選択肢として、自費サービスには可能性があると感じています。

最期の時間だからこそ、
「こうしてあげたかった」
「もう少し一緒に過ごしたかった」
そんな想いに寄り添える余白があってもいい。

訪問看護は、医療を届けるだけではなく、その人とご家族の“最期の時間”を支える仕事でもあります。

これからも、安心して自宅で過ごせる看取りの形を、地域の中で丁寧に作っていきたいと思っています。

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