1日複数回の訪問。大切なのは「何回行くか」ではなく「なぜ必要なのか」
こんにちは。
あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。
最近、訪問看護の「1日複数回の訪問」について、いろいろな議論があります。

私は、複数回訪問そのものが「良い・悪い」という話ではないと思っています。
大切なのは、
「この利用者さんにとって、本当に複数回の訪問が必要なのか」
ということ。
たとえば、体調の変化が大きい時期や、医療的なケアが必要な場合など、1日に何度か訪問することで安心につながるケースもあります。
一方で、「本当に今、この回数が必要なのか?」と立ち止まって考えることも、私たちには必要です。
訪問回数が増えれば、利用者さんにとっての負担だけでなく、ステーションの経営にも影響します。
だからこそ、これは単純な「経営の話」だけではありません。
利用者さんにとって必要なサービスを、必要な分だけ提供できているか。
そこを考えるという意味では、私は倫理の話でもあると思っています。
あおいろ訪問看護ステーションでは、少人数のステーションではありますが、複数回訪問についても、一人の判断だけで決めるのではなく、スタッフ同士で話し合う場をつくるようにしています。
「なぜ複数回必要なのか」
「この訪問によって、利用者さんにどんなメリットがあるのか」
「今後、回数を減らしていくことはできるのか」
そんなことをみんなで考えます。
必要なときには、きちんと複数回訪問する。
でも、必要性が変われば、その都度見直す。
「何回訪問したか」ではなく、「その訪問が、その人の生活にどんな意味を持ったのか」。
私たちは、そこを大切にしていきたいと思っています。
訪問看護は、利用者さんの生活の中に入っていく仕事です。
だからこそ、回数や数字だけではなく、「その人にとって本当に必要な看護とは何か」を考え続けるステーションでありたいと思います。

