夜勤で学んだ“看護の土台”

こんにちは。あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。

看護師として必要な力の多くは、病棟での夜勤の中で培われるものだと思っています。

夜勤で学んだ“看護の土台”

複数名の患者さんの状態を把握し、その日をチームで乗り切る。
技術もスピードも、そして一緒に働く仲間とのコミュニケーションも欠かせません。

夜勤では、常に優先順位を判断し続けます。
「今すぐやるべきことは何か」「後でも良いことは何か」
その判断の積み重ねが、確実な対応力へとつながっていきます。

人それぞれですが、私は夜勤が好きでした。
忙しい時間をなんとか終えたあと、いつも少し厳しめの先輩がふっと柔らかい表情で
「お疲れさま」
と言ってくれる瞬間が、何より嬉しかったのを覚えています。

訪問看護では、医療依存度の高い利用者様がいても、一度に10人・15人の点滴や採血をこなすような場面はありません。
段取り力や瞬時の判断という意味では、病棟の夜勤で経験するものが圧倒的に多いのです。

新卒でいきなり在宅を選ぶ道も、もちろん“あり”だと思います。
ただ個人的には、病棟での夜勤を一度経験してみてほしい。
その経験は、きっと訪問看護に進むときにも、大きな力になるはずです。

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