訪問看護が“選ばれる理由”――ヘルパーさんとの違いと価値
こんにちは。あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。
訪問看護の現場では、ヘルパーさん(訪問介護)と対応範囲が重なることがあります。
食事介助や清潔ケア、生活支援など、利用者さまに寄り添うという点では共通する部分も多いからです。

しかし、私が思う訪問看護の一番の強みは、
「緊急対応ができること」
そして
「状況に合わせた柔軟な判断と対応ができること」
この2つです。
このどちらかが欠けてしまうと、「それならヘルパーさんにたくさん来てもらえばいいよね」という選択肢が生まれてしまいます。
訪問看護が提供できる“付加価値”
訪問介護が悪いという話ではありません。
むしろ大切な連携パートナーです。
そのうえで、訪問看護が選ばれるためには、看護にしかできない価値を提供し続けること が必要です。
例えば――
体調急変時の初期対応
医療的処置や観察
専門的な判断に基づくケア調整
家族の不安に対する即時のフォロー
生活状況からリスクを予測し、先回りする支援
こうした部分は、訪問看護だからこそできる安心の提供です。
“柔軟さ”が信頼につながる
訪問看護では、その日の体調や家族の状況を見て、必要なケアを瞬時に組み立て直す力が求められます。
「予定にないけれど、今日はここを重点的に」
「この症状が出ているから、別のアプローチに変えよう」
こうした柔軟さは、利用者さまの安心感にも直結します。
ヘルパーさんと共に、より良い支援を
訪問看護と訪問介護は、どちらが上・下ではなく、補い合う関係です。
そのうえで、訪問看護が“選ばれる存在”であるために、私たちは専門性と柔軟性をさらに磨いていきます。


