訪問看護で考える倫理と利益のバランス

こんにちは。あおいろ訪問看護ステーション代表・管理者の大橋です。

久しぶりに研修の講師をさせていただくことになりました。現場を離れるのはまだまだ不安ですが、アウトプットも必要だと思い、挑戦することにしました。

担当は「倫理」です。倫理は難しそうに思えますが、実は毎日の実践にとても役立っています。大抵の場合、倫理と利益は両立するので問題はありません。これは訪問看護事業のとても良いところです。

しかし中には、倫理的(利用者さんにとって良いこと)だけど利益が出ない(持ち出しになる)場合もあります。こういうときは、他に方法がないか、持ち出しの程度が許容できる範囲かなどを検討します。例えば、医療保険の4回目の訪問や、がんなどで症状緩和がうまくいかない場合などです。長い期間続くわけでもないので、迷わず訪問すれば良いと思います。

逆に、利益は出るけれど倫理的ではないこともあります。例えば、不必要で過剰な訪問などです。こうしたことは行ってはいけません(自費であれば話は別ですが)

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