独居での看取りを支える視点 ― 大切なのは“どこで”より“どう過ごすか”
こんにちは。
あおいろ訪問看護ステーション 代表・管理者の大橋です。
独居での看取りについて考えるとき、私は「看護感」や「介護感」といったものを意識します。
(実際にそういう言葉があるのかはわかりませんが…)
大切なのは「どこで過ごすか」よりも、「どう楽に過ごせるか」ということ。
そのためのケアや調整は、できるだけ早い段階から始める方が望ましいと思います。
療養の場をどうするかといった意思決定は、その後でもよいのかもしれません。
あるいは、必ずしも意思決定が必要ない場合もあります。
なぜなら、その方がすでにご自宅に暮らしているのであれば、「そこにいるのが当たり前」であり、むしろ「その場を離れる意思決定」とは誰のためのものなのか…と感じるからです。
ここでお話ししているのは、特に“がん”など予後がある程度予測できる場面におけるケースです。